コラムVol.73『伝え上手Ⅲ』2024年4月
春分を超えて新しい環境がスタートしました。
願わくば、皆さんがそれそれの場所で、本当にやりたいと思うお仕事を通して、活き活きと笑顔で過ごせます様に…。
環境作りはコミュニケーション作りです。おとだま・ことだまのエネルギーが影響します。
声と言葉で、伝え上手になりたいと工夫している事、考え方など、2回目です。
結論を先に言う
前回、3つの事を書きました。
①「伝わるかどうかを意識すること。」
②「伝えたい事を20文字以内で簡潔にひとことに要約すること。」
③「聞き手の理解度レベルに合わせ、イメージしやすい表現の工夫と言葉の選択をすること。」
この①②③をふまえたら「結論を先に言うこと」が、まず大きなコツになります。
カテゴリー分け
質問なのか、相談なのか、報告なのか、お願いか、内容カテゴリーが最初に分かると、聞き手としては聞く準備が整います。
内容カテゴリーが曖昧だと聞き手は混乱して、何が言いたいのかと探る時間が無駄に生まれてしまいます。
どのカテゴリーの話をするのか整理してから伝えましょう。
興味をそそる
人は、興味を持つか否かで聴く体勢が違います。興味をそそる事には貪欲に耳を傾けます。
そそられなければ、最初から聞いてもらえません。話すだけ無駄です。
「興」という文字は、おこる、さかんになる、おこす、はじまる、ふるいたつ、たのしみ、おもしろみ、という意味が含まれています。
「味」という文字は、あじ、あじわい、味覚や物事のおもむきをあじわう、なかみ、という意味があります。
聞き手の興味をそそることが、まず、大前提なのです。
そこで「〜することで〜できる」「〜すれば〜なる」という表現を使います。
入口出口表現だと結果が想像しやすく、未来がイメージしやすくなります。
それが、興味をそそるという事につながります。どんな時も意識します。
お客様から、あなたの話を本当に聞きたいと思われていますか?